tei2005-10-19

さあ、今日も功殻機動隊見るよと元気に帰ってきたら、母に味噌造りの手伝いに拉致られる。
そういえば涼しくなってきたし、そういう時期ですな。
今日は麦麹を仕込んで、大豆を蒸してドイツ製のかわいいミンチ機でつぶす。昔は人海戦術で臼でつぶしていたらしい。信じられない重労働だ。

さて、ここまですれば、あとは麹様がよい感じでやって来られるのを待つのみ。
いい感じで麹が来たら何時であろうと叩き起こされて、塩と大豆をまぜないといけない。
いつ来るかはこれから3日くらいの温度と湿度に左右されるので、真夜中とかに来るとつらいです。
あと、塩は手で混ぜ込むから傷とか逆剥けとかあると死ぬほど痛い。けど、うちで仕込むとうまいよ。手前味噌最高。

母が「こんなに大変なんだから、究極のスローフードだね。」とか言ったので、「そんな概念や運動が生まれる前から味噌仕込んでるんだから、うちにとっては味噌造りは味噌造り以外のなにものでもなく、それ以外の言葉で言いかえるとなんか嘘っぽい」と言い張ってみたら納得したよ。(というか、私の理屈っぽさにあきれて笑ってた。)
LOHASとかも正直嫌いな言葉だ。都会にきちゃったけど農家出身なんだから、その名残でもったいない精神と生活が染み付いているだけで、私のはそんなファッションとか運動なんかじゃないんだ、これはこれでそっちとは違う心持ちで生きてるんだ、と実は言いたい。
大人だからこんな辺境でしか、そんな偏狭なことは言わんけど。