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メトロポリス [DVD]

見ました。ちょっとテーマとか演出が馴染みすぎてて今ひとつ新鮮味がなかった。でも当たり前に丁寧につくられていて手塚キャラ名倉テイストの無垢なしぐさと瞳にすごいキュンとしました（笑
ユニコとかアトムとかの殺人的かわいらしさが生きててよい。

ちょっとイノセンス→メトロポリスと外からの視点を無理に設定して考えるとおもしろいかと思ってやってみる。
その文化にどっぷりだから本当には分からないけれど、がんばって客観的にみると日本アニメ独特のテイストって、主人公の想いが成就しなくとも、他者との関係を存在させる意思か、その方向性を見つける結末…なのかな。だからわかりやすいハッピーエンドというわけではない。とりあえず仮説。

うん。微妙。イノセンスのラストは、草薙素子嬢の気持ちは多分同じようには受け取られていなくて、且つお互いにそのことを理解しているが、それでも共感と認識と互いの「意思」をもって両者の間にある思いを確実に存在させているという関係。すげぇ萌える。
メトロポリスは、生まれたばかりのティマたんとケンイチの間には親子とか友情とか愛になる以前の感情があって、でもそれが確定する前に失われてしまう。ゆえに、ティマの存在（とその意味まではないかなぁ？）を確認し続けることが、強く暖かな感情をあいまいなままに保持する唯一の方法のことであるとか。

屁理屈ならいくらでも考えられますがな。楽しい。