「死刑になるなら払う」2ちゃんねる管理者、賠償拒否 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070320i301.htm
不完全なルール。 : ひろゆき@オープンSNS
http://www.asks.jp/users/hiro/21333.html

民訴は難しいから、こういうことがあると勉強になるなぁ。
確かに自分がひろゆきの立場だったら、これやってみたいかもしれない。お金払いたくない気持ちもだけど、単純に知的好奇心で。


罪刑法定主義って本当に守られてるのかとか、民法の信義誠実ってどういうものなのかとか知りたくてたまらない。「こういうことってどうなるの?」って仮定で質問しても、専門家たちは、かなりあいまいなんだもんな。そして実際におこると、目の前の悪人(?)を黙らすために、システムは大きな理念を無視することになってしまうことが多い気がする。
おいおい、教科書で習った市民革命ってなんだったの?
水面に映った自分の姿に吠えて肉を落とす、イソップの犬みたいなことを私たちはしているんじゃないか?

あと「そうじゃない」って怒られるかもしれないけど、道徳的な良い悪いはおいといて、これってハッカー的にはOK…だよね。システムの抜け道を利用して一番小さい労力(裁判しない)で、結果を実現(お金払わない)する。こういう考え方を法律の世界、とくに訴訟法とか実務レベルの色々は、立法技術として逆に利用していかないといけないと思う。自分で裁判すること考えると知らないことが多すぎて気が重いもん。普通の人が一目瞭然、合理的で自分の権利が守られていることを理解できるシステムじゃないと義務に従いたくない。
みんな裁判所の命令には従ってくれるだろうってあまりに性善説だ。(まあ、けどきっと自分は権威に負けてしまう。だから今回の行方にはとても興味がある。)
しかし、現場ではきっと今までそこそこ上手く運用されてきたんだろう。携わる人たちの努力には素直に頭がさがる。

あ、記事読むとき、誰を悪人に仕立て上げるかの論調は、注意深くチェック。でも判断するときにはがんばって無視。だって新聞さんも付き合いのある広告関連の企業とか、銀行とか、上司とか、ひいきするに決まってるもん。新聞が悪人だっていう人は、後ろ盾がもともとないか、後ろ盾を失ったか、新聞さんの後ろ盾の敵の3種類。それで色分けしてから、その人が本当に悪人なのか考える。悪人正機的な逆説で。読者たる自分は仏の広い心でw