戦闘妖精雪風

正直、最高におもしろかった。改、グッドラックともに一気に読んでしまいました。
神林氏の本は他は敵は海賊シリーズくらいしか読んでないけど、他のも読みたくなったよ。
エンターテイメントにしては理屈っぽすぎるとは思うけれどいいねぇ。
でも機械ヲタでもなく、理屈っぽいのが嫌な人にはちょっと薦めにくいかもw

まじめな書評とかは到底できないので、萌えポイントを言うとこれは雪風の機械としての色っぽさにつきる。
うーん。うまく言えない!敵は海賊ラジェンドラもすごい好きなんだけど、ちょっと流暢すぎるんだよね。機械好きの観点からいくと機械はあくまで機械だから好きなんであって、あんまり人間らしすぎるとちょっと萎える。取り付くシマがない機械や道具が使っていくうちになじんでいったり、逆にいつまでも人間とは違う理屈で動くところがおもしろい。(後者の理屈でいけばアプロ萌えかw)

 あと機械の魅力は性能のために限界まで削ぎ落とされているトコ。その目的のために何一つ足りないところがなくて、何一つ多いところがない。まあちょっとくらい多いところ(製作者の遊び)があってもそれはそれでいいですがw
ストイックな魅力?なのかな。あんまり馴染みやすすぎるデザインや性格よりちょっと自分の感覚を越えた非人間的な感覚の残るデザインのほうがいいなー。まあこの辺は好みの問題ですね。
私はパトレイバーで言えばグリフォンより、劇場版のゼロのがカコイイって感じます。人間が想像したとおりの悪魔像じゃなくって、意図どおりに作り上げられたのに理解を超えてしまったって感じのある機械は怖くて色っぽいな。

この世界が再現されてるんだったらアニメみたい。しかし、すごい抽象的なテーマだったんだけどどんな感じで映像化されてんだ? 要調査。